その基本情報は必要ですか?



毎年、4月になると、
基本情報書類を、
書いてくださいと
渡されるわけです。

また書くの?
という書類。

あれは、
自分の子供も小学校の時に経験しましたけど、
例えば変更点だけ書けるようになっていて、
もともと自分が書いたものが、
渡されるので、
楽でしたね。

施設の場合、
その辺りの工夫が見られないところもあり、
ご家族が、毎年毎年、
同じことを書いて、
出すのが面倒だとなるのです。

しかも、高齢になっていくわけで、
書くということがだんだんに
億劫になっていくのです。

それに、すべての情報を
必要としなくても
できる支援というのがあります。

特に、
この基本情報書類は、
慣習でされているところも多くないですか?

ですから、いただかなくてもよい
情報もありますよね?

この手のことって、
職員からは、ご家族の大変さや
痛みがわからないのです。

しかもご家族も、
職員に言われたけど、
書かないという選択はしません。

隠しておきたいこともあるでしょうけど、
書かないといけない気がしていると思います。

毎年面倒よね!こんなことまで聞くの?と思いつつ、
書いてくださるから、
職員は、大変さや痛みがわからないのです。

住所も電話番号も毎年変わらない。
ならば、
もう印字して、間違いを修正していただくだけでいいのです。

お父さんの誕生日、
ご兄弟の勤め先、
いらないと思いませんか?

なんでも、ほしがって、支援に使わない情報であれば、
削除するべきです。

要するに、ご家族は、
職員に言われたから出しているのであり、
積極的に出しているとは思えません。

さあ、もうすぐ4月、
この問題は、いち早く着手していただきたい部分です。

今一度、
自分たちがやっていることが、
ご家族やご本人を
上から見ているようなことになっていないか、
自分たちの言動を見直そうではありませんか。