利用者の皆さんは、
今や一つの福祉サービスではなく、
多数の福祉サービスの併用を
されている人がいます。
例えば、学校までお迎えに行く。
ヘルパー事業所が、施設に送る。
グループホームに
送迎サービスが来る。
など、
サービス事業所同士が、
重なり合う場面もあります。
さて、
その際に、
相手の事業所のしていることは、
虐待なのではないかと、
感じることがありませんか?
そこまで行かなくても、
これって人権侵害なのではないか?
と思うようなことだったり、
他事業所のしている支援に、
疑問符が付くという場面は、
あることだと思います。
でも、人の事業所ですし、
そんなこと思っても、
言えないよなぁというのが
本音だと思います。
関係性が悪くなるのも・・・
何か意図があるかもしれないし・・・
虐待じゃなかったら・・・
そこの職員との人間関係を
考えたら、何も言えないと
思っていませんか?
直接言えるのであれば良いのですが、
もし言えないようでしたら、
この場合は、
各市町村にある、
虐待防止の担当者に
連絡してください。
自治体によって
対応が違うようなので、
こういう対応をしてくれますと
いえないところなのですが、
まずが、自分が話せる部分だけ、
話ししてみることです。
何を聞かれるかなあと、
不安に思うかもしれませんが、
言えないことは、
言わなくても大丈夫です。
もしかしたら、
虐待ではないかもしれないと
思うかもしれませんが、
それを判断するのは
あなたではないのです。
だから大丈夫なのです。
見た事実だけを伝えてください。
虐待に見えたなあ。
人権侵害に見えたなあ。
ということだけで大丈夫です。
通報は、
そこにいる利用者のためですし、
もしかしたら、その事業所の職員さんも、
悩んでいたかもしれません。
そんなことからの
解決のきっかけに
なるかもしれません。
何とかしなければと思いつつ、
時間がたつ方が、
危険な場合もありますので、
できれば、お早めに
通報をしていただきたいのです。
通報しなかったことで、
ことが大きくなった時の方を
想像してください。
自分で何とかできるかとか、
その事業所が何とかするのではないかとか、
そっちの方の考えではありません。
通報することのリスクよりも、
通報しないことの
リスクを思うことです。
あなたの決断が大事です。
よろしくお願いします。
勇気を持ちましょう。
あなたの勇気に感謝します!